浄水処理施設
海水淡水化施設
高効率高回収を目指して
海水を真水にし飲料水を取得する技術は約30年ほど前から 大型船舶(タンカーや遠洋漁業)などで船員の飲料水を取得する研究が行われました。
変換量も限られ、莫大な電力が必要とされ、真水に変換するモジュールもほぼ使い捨ての消耗品でした。
これを連続安定化し、高効率に変換し安定した水質と水量を得るための様々な取り組みが行われ、現在では商用レベルまで費用対効果を得ることができ安全で快適な飲料水を得ることが出来るようになりました。
変換の心臓部であるRO膜等素材の進化 安定化させるための事前処理設備や後段処理設備の発達も追従し現在に至ります。私たちは、海水を真水に変換するモジュールを開発する会社と共同で様々な現場でその性質を見極めその施設に適した施設設備を作り上げてきました。
私たちは、開発に当たり その取水する海にも潜り海洋の状況(カレント・潮位変化の水質状況・有機物/無機物の変化)長期調査し、全体の基礎となる指針を練り上げます。このような流れの中で皆様に快適安全な飲料水を供給しています。
安定した原水を得るための取水位置と濃縮水の海流拡散の生態系への影響を最小限にするために 季節ごとや陸地からの降雨時影響を加味するためにあえて悪天候時など条件を重ねます
その先にある未来へ
真水にするための電力エネルギーを最大限削減できたからといってそれに満足はしません。そのプロセスから排出される【エネルギー】も回収しようと試みています。
私たちは、エンジニアであり組成研究者ではありません。使用した莫大なエネルギーを転換還元しその転換エネルギーを採集することにより 省電力化/省廃棄物への取り組みも同時に進行して行く必要があります。
【今出来なくとも、必ず出来る】 そこが我々の使命です。
高圧を使い逆浸透などで透化した飲料水を得るためにもちいる 1次圧力からの『電力回収』
海水から真水を得るとき 海水中の塩分を『濃縮する』セクションが存在します
濃縮水はそのまま放流されますが その濃縮水と得られた真水の《電位差》を利用した 『逆浸透圧発電』
海水中の有機物の濃縮により発生する 高濃度の有機分解により得られる『バイオマス』
有機物分解時に発生する『微弱電流の回収』
深層水に含まれる微生物による 『油脂の石灰化』
飲料水を得るために海水を淡水化したその後も
目的は飲料水を得るための装置を作り上げる
では?そこから廃棄排水される高濃度の物性を自然に優しく戻すのも仕事です
自然から得た物を自然が求める優しい形でお返しする技術も無ければ成立しないそんな環境配慮型の基本姿勢が高く評価されております。
現在、最も引き合いが多いのは 中国による海水の淡水化事業計画ですがその排水処理設備を併用した総合計画にフランスメーカーとJVで参画共同研究機関として産官学の主導で北京大学を始め様々な研究者がこのプロジェクトに参画しております東アジア沿岸からの不用意な同排水は日本海側の生態系に大きな影響を与える恐れがあり 同技術を必要としています
日本国内では、弊社独自では営業活動は行っておりません。 水道コンサル事業者へご相談下さい。