排水処理 (化学処理
フッ素含有排水の処理
フッ素含有の排水処理に関しては 全量処理と部分処理が行われています。
金属回収を併用する場合は全量処理とし、回収しない場合は部分回収が行われます。
全量回収の場合事前に RO膜等クロスフローが設定されていますが、フッ素処理に関しては
濃縮型と吸着型の選択となります。
白水の汚泥膨化
白水の一般処理では スクリーニング+生物処理+化学処理で行われるが 後の汚泥の膨化が
問題になっている。含有有機物の再発酵とバルキングが主な原因であるが強制酸化や
高アルカリ領域での汚泥管理により膨化を抑制できます。
乳酸菌等培養の母材の排水処理
単独処理を行う場合BOD/CODが逆転しかなり生物処理を困難にしています。
この場合『バッチ処理』で規定量処理を行っている施設がほとんどですが、この母材の処理を連続処理を行うことが可能です。日量母材を500kg/日ほどであるならば軽微な変更で生物処理を行うことができ、安定した処理を行うことが出来ます。
化学処理及び産業廃棄物処理を行う場合と費用対とランニングコストが削減できます。
研磨ライン(バレル・ボンデ)等の高負荷界面活性剤含有排水処理
界面活性剤の含有が多い場合一般的な凝集法でのフロック形成がなされ無いことが多く
排水の析出を行うことが必要となる。 温度補正して反応時間と形成安定時間を延長する場合もあるがボイラー等加
温設備があることが望ましい。確実に処理するためには作業工程上の高濃度1次排水を分離することで反応確率を
向上させることができます。これは、別系列からの排水と混合させるのではなく対象原水を確実に析出させるために
排水ラインを別にプロセスを組んで処理することです。
排水処理 (生物処理
食品工場における放流先の 稲作快適水質
食品会社などで放流先が稲作などを行う流域に放流地点がある場合 稲作快適水質という存在が検討される特に塩を多用する業種の工場では一般排水処理施設では、『塩濃度』の対策がなされておらず場所によっては希釈法などで放流水質の塩濃度を管理している施主様も存在します。また、高タンパクを含有する排水の場合、キャリーフローによって流出した場合。既設によっては保障問題も発生します。
メーカーから高額な『イオン交換』や『活性炭吸着』を進めら、後に管理にコストが掛かりすぎ断念されるケースも見受けます。
透析及び感染系排水の排水処理
近年の人口透析専門の医療機関が増え、総合病院よりその数を伸ばしております。この透析排水は特殊排水で事前処理を行い生物処理を行います。BODとCODの割合が特殊な事と洗浄薬品も含有するなど施設構造から検討が必要になります。医療用廃棄物の溶液の一部も混入することから、総合的な施設管理と適切な汚泥管理が必要となります。
また、医療系排水の中でも感染系排水の場合。特別に設けられた指定設備において適切に処理を行う必要があります。
加圧滅菌型などございますが、実験施設排水・保管管理排水(formalin)なども処理実績は豊富にございます。
中水処理
突発性湧水の経路変更とディープウエルによる回避法
地域限定となりますが、突発性湧水と伏流水深度の変化などで、取水経路変更や湧水対策にてお問い合わせが多くなっております。
ウエル工法やバルン工法などで湧水制御と伏流水深度の調整は可能ですが、調整量の日量に物理的限界がございます。
その場合矢板工法を併用し、迂回させる方法と深度変更及び加圧方式を使用し、最大計画量1,200m3/日程が目安です。
複数台設置いたしますと、 実験の結果 600m3/日の現場試験にて 3系統処理を試験実施いたしましたが
乱流により系統差違が発生しました。 よって1系統単独の上記総量が最適と判断いたしました。
中水を利用した 廃熱処理とミスト脱熱に関する健康被害について
大規模使用事業者様の工業用水の制限などで、排水のリサイクルや雨水などの場内転用を民間で行い 後に有機物の増幅や
塩素滅菌による滅菌から残留塩基が高濃度化し健康被害を起こしたケースの御引き合いを頂きました。
中水の廃熱処理は大気開放型で残留濃度管理をしていただき、クローズ型の施設の場合は特にご注意下さい。
また、塩基の残留による喉の痛みや施設への環境影響を加味しない場合の設備が特に多いです。
以前浄化施設などで使用していた躯体を流用している場合など蒸発散したミストに有機物の一部が混在する事があります
その様な施設の場合は、図面等をお送りいただければ検討させていただきます。
中水(雨水)と井水(井戸)における鉄バクテリアの反応抑制
日本では鉄バクテリアはかなりの確率で混在し、後に影響を与えます。
メッキ/石材工場など自主鑿泉した井戸などからかなりの確率で検出されます。
鉄バクテリアに放流基準はありませんが変化した場合 着色され、コンクリートや放流河川などで析出化し近隣からの苦情により
対策に苦慮されるケースがほとんどです。
また、場内において、酸化し施設に影響を与え頻繁に『高圧洗浄』を必要とするラインなどで
析出反応を抑制させることが出来ます。 ※(完全発生を抑制することは出来ません)